第二次世界大戦後、強いアメリカの象徴として、陸に上がった船乗りたちが広めたTシャツは、 やがて下着からアウターへと認知されていきました。それは、ジーンズとともに労働者たちのユニフォームとなったのです。 Tシャツがブームとなったのは、1950年代の中頃のこと。敏感に反応したのは、自由を求め、自分自身を表現するアイデンティティを求めたティーンエイジャーたち。 そして、彼らのカリスマとなったハリウッド・スターたちでした。
ジェームス・ディーンが「理由なき反抗(Rebel Without a Cause)」で。 マーロン・ブランドが「欲望という名の電車(A Streetcar Named Desire)」の中で。 スクリーンに登場する彼らは、大人たちのかたくるしい価値観へ反抗する労働者の姿を映し出しました。 自由で、セクシーで、そして激しい。白いTシャツとジーンズは、 映画の中と外で見せる彼らの生き方を映し出し、時代遅れの考え方への反抗と挑戦のシンボルとなりました。
