Tシャツは、アメリカ海軍の船内で、船乗りたちに下着として愛用されたことがはじまりと言われています。 白いフレアズボンとともに、白い肌着が、船内で重労働を行なう上で最適な服でした。軽く、動きやすく、そして洗えば短時間で乾く。 着替えも簡単。タオルにも使え、ときには白旗にもなる。その機能性の高さが船乗り達の心をつかんだのです。
世界を航海し、戦った海軍の船乗りたちは、アメリカ人にとってのヒーローでした。 自由で、独立心旺盛で、勇気があって賢い。退役し、陸に上がった英雄たちは、その太くたくましい腕をTシャツの袖から覗かせて街中を凱旋したのです。 その健康的なエロティシズムを感じさせる姿に、階級を問わず、アメリカ人の憧れを感じていました。 そうして第一次世界大戦中の1930年頃、下着製造会社だったヘインズ社がそれをコブ・シャツ(水兵シャツ)と名付け、販売を開始。 これがスポーツやレジャーのためだけにデザインされた“Tシャツ”の起源と言われています。
